2023年6月頃から不調が始まった。
胃の調子が悪く、低血圧になりフラフラしてしまう。普段氷入りの飲み物は摂らないようにしているが、蒸し暑さから、氷入りの炭酸水+ざくろ酢を作り、お風呂上がり飲んでいたのがダメだったかな?(お酒は飲めない体質で、炭酸を飲む機会も少ない)と思い、白湯生活に戻したが、体調は回復しなかった。
食欲は落ち、体力もみるみる落ちていった。でも風邪をひいているわけでもなく、病気っぽくはないから、毎日歯を食いしばって生活していた。今思い出しても非常に辛い日々だった。「しんどい」と言ってしまうと、本当にしんどくなるし、心配をかけてしまう。だから普通に生活していたいのだが、外食に出かけても、私は食べる気力もなくて、無理して笑っていた。
もともと標準体型の私は、体重が落ちてしまうとどうも調子が悪くなる傾向があったから、体重はなるべく50キロを切りたくなかった(ちなみに身長は164センチ)。食欲のない私でも食べれて高カロリーなものはケーキかも、と思い、仕事前にケーキを食べてからこなす日もあった。その時点で本当なら、変だと気づかなくてはいけないのに、私はもう普通の感覚ではなかった。生きるのが辛かった。こんなに毎日しんどいなら、なぜ私は生きているんだろう、と思った。
娘は2023年春から社会人となった。職業は美容師だから、甘い世界ではないことは覚悟していたが、想像以上にキツかったようだ。毎日「辞めたい」「酷いことを言われて泣いた」と言った内容をLINEや電話で言ってきていた。私は自分もしんどかったが、娘のこともかなり心配したし、そんなに辛いなら辞めたらどう?と何度となく伝えていた。仕事の休憩中にスマートフォンをチェックし、娘からの悲痛なLINEが届いていなかったら、心からホッとした。先に話をしたパートナーの怪我は2023年4月のことだった。それからは彼の無事の帰宅を確認しないと眠れなくなっていた。
その数ヶ月後、父と大喧嘩をした。内容は書けないが、こんな喧嘩をしたのは初めてだった。その後、私が嫌がることを続けるパートナーに腹を立て、パートナーとも喧嘩をした。もう1人になりたかった。娘の辛いという叫びを聞く元気もなかったし、父ともパートナーとも離れたい。私は食べれず、毎日無理して普通にしていた。本当は立っているのもやっとな生活をしているから、とにかく辛い。でも辛いと言えない。娘や母に言うと心配する。パートナーには時々言ってはいたが、毎日言うと気を使わせる。私の体調が悪いから、休日に遊びに行けないこともパートナーはイライラしていたようだ。
ひとりになりたい。
もう死んでしまいたい、とも思っていた。
そんな気持ちで生活していたが、仕事を休むことはなかった。セッションをしていてもすこぶる冴えていた。聞かずともわかる程冴えていた。時間とお金を使って、私にところに来てくれるお客さんを大切にしていたし、仕事をしていると自分の不調を忘れることができた。
そんな時、不正出血があった。そしてドライアイが酷くなり、白目が赤くなった。病院嫌いの私も、これ以上心配事を増やしたくないから、病院に行った。また頸管ポリープが出来たのであろう、と思っていたが、ポリープはなかった。不正出血はホルモンバランスの乱れによるものだと言われた。要するに加齢が原因だった。先生から子宮頸がんの検査をしておくと言われたから、素直に従った。十日後に電話をして来てと言われた。その足で眼科にも行った。涙が一切出ていないと言われた。点眼薬を出されたが、病院の待合質でも相変わらず体調は良くなかった。後で詳細を書くが、私のドライアイの原因はコンタクトレンズだけではなく、肝気の乱れがあったと思う。
父と数ヶ月口を聞いていなかったが、私は自分の命が短いような気がしていたから、健康運について聞いてみた。私の父は占い師で、毎年年初めに年運を占ってもらっていた。2023年の健康運は良く、とにかく仕事を真面目にこなすと言う静卦だったはずだ。私は自分がする施術やセッションは私自身の力ではなく、神のなさりだと思いながら仕事を真面目にこなした。ヤグニャである。敬愛の念を持ち、主に仕えた。
父と久しぶりの会話をした時、季節は秋になっていたから、占いを再度してもらった。
「霊に取り憑かれていることが原因で非常に体調が悪い」と出た。
ショックとホッとした気持ちが両方出た。取り憑かれていることに全く気付いていなかった自分自身にショックを受けたし、この体調不良の原因がわかってホッとしたと言う気持ちもあった。
この時、目が覚める感覚があった。
私は自分が変だったことに気づいた。ケーキで体重を維持しようとしていただけでなく、皆と喧嘩して孤立しようとしていた。そして何よりもとても恐ろしいモノが見えていたにも関わらず、「へぇ。そんな世界もあるんだ」とあっさりしていた。読者を怖がらせるわけにはいかないので、何が見えていたのかはここには書かない。このことは誰にも言っていないし、これからも言うつもりはない。そんな恐ろしいものを数日に1回のペースで見ていた。それを異常だと思わなかった私自身が異常だった、とハッとした。私はこのことに気づかずにいたら、本当に命は短くなっていたと思う。生きる気力がなかったのだから。なので、大喧嘩したけど、父には感謝している。
霊に取り憑かれている件については、父がかなり時間をかけて取ってくれた。私自身もこの日の夜にチャレンジしていて、コツを掴んだから後三日くらいかけてやれば取れるなと思っていたが、翌日の朝、父から取ったと連絡がきた。とても嬉しかったし、ホッとしたけど、修行がてら自分でチャレンジしたかったな・・とうっすら思ってしまった。でも父よ、ありがとう。
前にも書いたが、これはイレギュラーなパターンである。この霊は特殊だったから、身を隠すことがとてもうまかった。だから気付けなかった。かなり厄介なパターンである。こんなことはそうそう無いことだから、皆さん心配しないで欲しい。ただし、スピリチュアルなこと、占いなどをして別の次元にアクセスすることがある人は要注意である。強い意志と信仰心を持って、油断せずに過ごしてもらいたい。
父から言われた。
「お父さんの仕事(占い師)とまきの仕事(スピリチュアルセラピスト)は、はっきり言ってヤバイ仕事だ」
別次元にガンガン足突っ込むんだから、本当にそうだな。と心から思った。
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